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貨物機・貨物船/ホームメイト
「貨物機」の歴史と特徴や、「貨物船」の種類についてご紹介します。
貨物船

「貨物船」とは、主に貨物を輸送することを目的とした船舶です。
乗客は12名までしか運ぶことができません。
旅客定員が13名以上となると「貨客船」となります。
ここでは、多数ある種類の中から代表的な「貨物船」についてご紹介します。
在来型貨物船

「在来型貨物船(Cargo Ship)」とは、クレーン付き、多層船艙(せんそう:貨物スペース)の汎用貨物船のことを言います。
貨物を数箱ネットに載せて、船搭載のクレーン(「本船ギア」と言う)で船艙に運び入れ、船艙内で人力により積み付け、固定するなど荷役に時間は掛かりますが、特殊な設備を持たない分、運賃は安いのが特徴と言えます。
また、船艙に障害物がないので、特殊な形状の貨物を運ぶのに適しています。
RO-RO船
「RO-RO船(ローローせん)」とは、Roll On Roll Off Shipの略で、「乗り込んで、降りる」という意味を持っています。
船に備え付けられたランプ(車両甲板)を使って、船の中にトレーラーが自走して乗り込むことが可能な構造となっています。一般的に分かりやすく言うと、旅客を乗せないカーフェリーと言えます。
対義語はLO-LO船(Lift-On/Lift-Off Ship)で、クレーンを使用して貨物の積み降ろしをする在来型貨物船などのことを言います。
コンテナ船
「コンテナ船(container ship)」とは、45フィート(約13.7m)や40フィート(約12m)、20フィート(約6m)の長さの標準化された鋼鉄製の貨物用コンテナを輸送する貨物船のことを言います。タンカーなどと並んで、国際間の海上貨物輸送の主流を占めています。
コンテナは、「ドライコンテナ」とも呼ばれる最も一般的な貨物コンテナが主流であり、20フィートや40フィートの大きさの全貨物コンテナの約85%を占める他、冷凍食品、生鮮食品、化学薬品、電子部品などを運ぶ冷凍コンテナもあります。
タンカー
「タンカー(tanker)」とは、液体を輸送する輸送機械(船など)のことを言います。
船体内に大型のタンク(液槽)を設置していることから「タンカー」と呼ばれます。主に原油や燃料油などの液体可燃物を荷役・輸送するための設備を持つ石油タンカーが多く、20万トンを超えるものを「VLCC」、30万トンを超えるものを「ULCC」と呼びます。
その他、積載物により液化天然ガス(LNG)を輸送する「LNGタンカー」、化学物質を輸送する「ケミカルタンカー」などがあります。
