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紙の基礎知識/ホームメイト

「紙」は、日本工業規格(JIS)で「植物繊維その他の繊維を膠着(こうちゃく)させて製造したもの」と定義されています。
つまり、「水中で溶かした植物の繊維を密に絡み合わせ、金網などの上に流し込み平らに伸ばし、これを脱水・乾燥させたもの」となります。
ここでは、紙の原料や種類、単位・寸法など、紙についての主な基礎知識をご紹介します。

紙の原料

紙の原料

「紙(洋紙)」は、木材を原料とするものと木材以外を原料とするものがあります。木材(針葉樹・広葉樹)を原料とした木材パルプを「フレッシュパルプ」、紙として使用されたものを再度パルプ化したものを「古紙パルプ」と言います。また、木材を原料としない「非木材(アサ、竹、ケナフ、ワラ、木綿など)」も紙の原料となります。

針葉樹は繊維が長く太いため紙の強度を増すのに適しており、紙袋や飲料用の紙パックなどの原料になります。

広葉樹は針葉樹に比べ繊維が短いため平滑性を良くするのに適しており、印刷・情報用紙の原料になります。

古紙パルプは、フレッシュパルプに比べ強度やしなやかさに劣りますが、古紙として再生されることはゴミの軽減に大きな効果を持っています。

また紙は、原料によって「和紙」と「洋紙」に分類されます。和紙の原料として代表的なものは、コウゾ(クワ科)、ミツマタ(ジンチョウゲ科)、ガンピ(ジンチョウゲ科)などです。

パルプ:木材をほぐして出た植物繊維。

紙の種類

紙の種類は、大きく「紙(洋紙)」と「板紙」に分類されます。

紙(洋紙)

新聞巻取紙
新聞巻取紙
新聞に使用される紙です。
印刷・情報用紙
印刷・情報用紙
印刷・情報用紙は、以下の4つに分類されます。
◆非塗工印刷用紙
チラシ、カタログ、雑誌、書籍などに使用される、紙の表面に顔料などが塗布されていない印刷用紙。
◆微塗工印刷用紙
チラシ、カタログ、雑誌などに使用される、紙の表面に微量の顔料が塗布されている印刷用紙。
◆塗工印刷用紙
チラシ、ポスター、カタログ、雑誌、書籍などに使用される、紙の表面に顔料が塗布されている印刷用紙。
◆情報用紙
主に各種OA機器からアウトプットに使用される、コピー用紙、インクジェット用紙、感熱紙などの用紙。
包装用紙
包装用紙

包装紙や封筒に使用される紙で、原料を漂白した「さらし包装紙」と、漂白していない「未ざらし包装紙」があります。

衛生用紙
衛生用紙

トイレットペーパーやティッシュペーパー、タオル用紙、紙おむつなど、衛生用途に使用される吸水性を持つ紙です。

雑種紙
雑種紙

書道用紙やトレーシングペーパー、ティーバッグ、シガーペーパー(紙タバコの巻紙)などの用途に使用される、加工された紙です。

板紙

ダンボール原紙
ダンボール原紙

ダンボールやパルプ芯に使われる原紙です。

紙器用板紙
紙器用板紙

絵葉書や紙箱など、表面にさらしパルプ(原料を漂白したパルプ)を使用した原紙です。

紙の単位

紙の単位

紙の取引は、紙の重量によって行なわれます。紙の単位には「坪量(つぼりょう)」「連(れん)」「連量(れんりょう)」が使われています。

坪量(つぼりょう)
坪量の単位は、「g/㎡」と表示され1平方メートルあたりの紙1枚の重量を表します。「米坪(べいりょう)」とも呼ばれます。
連(れん)
連は、紙の枚数を表します。一定寸法に作られた紙1,000枚(板紙は100枚)を表す取引上の基準となります。
連量(れんりょう)

1連あたりの重量で「㎏」で表示されます。

[連量の計算式]
連量(㎏)=坪量(g/㎡)×面積(㎡/枚)×1,000(枚)(板紙は100(枚)で計算)
坪量(g/㎡)=連量(㎏)÷面積(㎡/枚)÷1,000(枚)
面積(㎡/枚)=横寸法(m)×縦寸法(m)

紙の寸法

紙の寸法

紙の寸法は、日本工業規格(JIS)やISOにより規格化されています。

紙(洋紙)の原紙寸法
種類 寸法(mm)
A列本判 625×880
B列本判 765×1,085
四六判 788×1,091
菊判 636×939
ハトロン判 900×1,200
板紙の原紙寸法
種類 寸法(mm)
L判 800×1,100
K判 640×940
650×950(※)
M判 730×1,000
F判 650×800
S判 820×730

2種類寸法があります。

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