ガラス製品・土石製品
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ガラス製品・土石製品製造業とは
「ガラス製品・土石製品製造業」は、製造品目から大きく3つの業態に分類されます。板ガラス、ガラス製品、ガラス繊維などを生産する「ガラス製品製造業」、建設用のコンクリート製品を手掛ける「セメント製品製造業」、生活用品、産業用品などの陶磁器製品を生産する「陶磁器製造業」です。
建築と土木を支える製品から、生活に欠かせない日用品、そしてハイテク製品まで、バリエーション豊かであることが、ガラス製品・土石製品製造業の特長と言えます。
目次
ガラス製品・土石製品製造業の概要
ガラス製品製造業の特徴
セメント製品製造業
陶磁器製品製造業
ガラス製品・土石製品製造業の現状と課題
ガラス製品・土石製品製造業の課題

ガラス・土石製品業界における最大の課題は、経済情勢に大きく影響される面です。例えば2021年(令和3年)に開催された、「東京オリンピック」以前は公共工事によって需要が増加したため、市場が好調でした。
しかし、オリンピック終了後及び新型コロナウイルス感染症の流行によって、市場は大打撃を受けています。このように、日本と世界の経済動向に左右されにくい経営体質への改善が、長い目で見た最重要課題とされています。
ガラス製品製造業の現状
国内のガラス市場は、大手企業による寡占が長らく続いてきました。しかし人口減によって国内需要は縮小傾向にあり、さらに「装置産業」(巨大な装置を必要とする産業)であることもあいまって、供給過多の状態に陥りつつあります。
海外市場に目を転じても、低価格を武器とする中国企業が強く、海外進出もしづらいというのが現状です。そこで、AGCとセントラル硝子が建築用ガラスの事業統合を目指しましたが、交渉が難航して計画は白紙。
その結果、セントラル硝子は海外事業からの撤退と、国内における生産量の大幅な削減を余儀なくされています。これによって、国内の供給過剰の状態が少しは緩和されましたが、各社とも厳しい状況にあることは変わりありません。
セメント製品製造業の現状
セメント製造業では、これまで主燃料として安価な石炭を使用してきましたが、世界的な脱炭素のトレンドにより石炭価格が高騰。さらにロシアの「ウクライナ侵攻」で、脱炭素の流れは加速することが見込まれます。
そこで、セメント業界各社は、2021年(令和3年)末に1t当たり2,000円前後の値上げを発表しましたが、公共工事をはじめとする建築及び土木の需要が低迷する中、苦戦を強いられているのが現状です。
陶磁器製品製造業の現状
生活用品の陶磁器市場は、低位安定の状態。特に中国をはじめとするアジア諸国からの輸入品が、価格の安さで市場を席巻し、市場全体が価格下落を余儀なくされています。一方、工業用陶器の分野で注目を集めるのが、ファインセラミックス素材。
「日本ファインセラミックス協会」によれば、2021年(令和3年)のファインセラミックス部材の生産総額は、実績値で前年比16.0%増の3兆6,000億円となり、4年連続で3兆円を上回りました。
ファインセラミックスは、包丁やボールペンのように、日常の暮らしの中にある身近な製品から、スマートフォン、パソコンなどの電子機器、半導体製造装置、スーパーコンピューターなどの産業用機器、さらには深海及び宇宙産業でも応用されるなど、その可能性は今後も大きく広がると考えられています。
ガラス製品・土石製品製造業の企業一覧
AGC
「AGC株式会社」は、世界最大級のガラスメーカー。1907年(明治40年)に三菱財閥の総帥「岩崎俊弥」(いわさきとしや)が兵庫県尼崎市で創業し、1909年(明治42年)に板ガラスの製造を開始しました。
1950年(昭和25年)には旭硝子株式会社(あさひがらすかぶしきがいしゃ)へと社名変更し、その後世界各地での製造販売を展開。この頃、世界に通用するコーポレートブランドとしてAGCのシンボルマークを導入しています。2018年(平成30年)に「旭硝子」から社名変更しました。
各種ガラス製品だけでなく、電子部材、ライフサイエンス製品、セラミックス製品など幅広く展開。製品開発にも積極的に取り組み、ディスプレイ一体型ミラー、プラスチック光ファイバーなどの実用化にも成功しています。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
AGC株式会社 | 東京都千代田区丸の内1-5-1 | プライム |
太平洋セメント
「太平洋セメント」は、セメント業界で日本最大のメーカー。1875年(明治8年)に設立された、官営の「深川セメント製造所」の流れを汲む名門企業です。その後、深川セメント製造所は浅野財閥の「浅野セメント」に売却されますが、「第2次世界大戦」後の財閥解体によって「日本セメント」に改称。
1998年(平成10年)には、日本セメントと「秩父小野田」が合併して「太平洋セメント」になりました。国内セメント販売シェアの約35%を占める業界リーディングカンパニーであり、社会インフラの根幹を支えるセメント・コンクリートの供給を通して、広く社会に貢献しています。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
太平洋セメント 株式会社 |
東京都文京区小石川1-1-1 | プライム |
TOTO

「TOTO」(トートー)は、衛生陶器をはじめとする住宅設備機器メーカーです。1916年(大正5年)に、「日本陶器合名会社」(現在のノリタケカンパニーリミテド)が、石炭資源の調達に有利な福岡県企救郡(きくぐん:現在の北九州市)に小倉工場を開設。翌1917年(大正6年)に小倉工場が独立して「東洋陶器」となりました。
当初は衛生陶器以外に、海外向けの食器も手掛けていましたが、1969年(昭和44年)に食器生産を終了して衛生陶器に事業を集約。
その後、1980年(昭和55年)に発売を開始したシャワー式トイレ「ウォシュレット」が大ヒットし、TOTOブランドは一躍有名になったのです。2007年(平成19年)には、創立90周年を機に「TOTO」へ社名変更しました。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
TOTO株式会社 | 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1 | プライム |
まとめ
資源に乏しい日本では、あらゆる産業が技術力で製品開発を行い、国際競争力を高めてきました。その意味で、ガラス・土石製品分野においても、日本製品が高く評価されていることは確かです。
しかし、海外の安価な製品が台頭してきた現状においては、さらなる技術開発が求められています。そんななか、特にファインセラミックスをはじめとする高付加価値製品分野における商品開発が、これからの日本を占う大きな要因になることは間違いないものとされています。
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