機械
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機械業界とは
私達の腕に巻かれている小さな腕時計から、巨大な建築物を造る建設機器まで、すべてが「機械」です。また、あらゆる業界で機械が不可欠あり、現代日本において私達の生活は機械がなくては成立しません。
「機械業界」は、大きく建築及び土木工事で使われる「建設機械」、物づくりの現場で活躍する「工作機械」、その他多くの分野で使われる「産業用機械」に分かれ、それぞれの分野で産業の効率化や生産性の向上に貢献しているのです。
目次
機械業界の概要
建設機械の概要

建設機械とは、油圧ショベル及びブルドーザー、クレーンなどインフラ整備の現場に欠かせない機械のこと。
建設機械メーカーは、大型機で多彩なラインナップをそろえた大手「総合メーカー」と、少数の製品ジャンルに特化しながら、大手に負けない技術力、価格などで勝負する「専業メーカー」の2業態が存在。
公共事業のコスト削減が重要視されていることから、製品コストに加えて作業効率の高さも建設機械の重要な差別化ポイントになっています。
工作機械の概要

自動車、航空機をはじめ、あらゆる製品の加工を行うのが工作機械。
具体的には旋盤、フライス盤、研削盤の他に、複数の機能を併せ持つMC(マシニングセンタ)などの機種があり、いずれも日本企業が世界で大きなシェアを持っています。工作機械は機械を製造する機械であるため、「マザーマシン」と呼ばれることも。
一般的に、製造業が設備投資を行う場合、各社が今後の景気をどのように判断しているかが色濃く反映されますが、特に工作機械への投資は他の機械より優先的に行われるため、工作機械業界の好不況は景気の先行指標としても用いられ、投資家から高く注目されています。日本工作機械工業会が発表する、会員企業の月次受注額が株価に影響することも良く知られています。
産業用機械の概要
他にも、様々な産業において機械を活用。例えば熱を発生させるボイラ、動力を生み出す原動機、化学工場で用いられる化学機械、農家で使われる農業機器、各種タンク、風水力機械、医療用機械など、数え上げればきりがありません。
また、産業用機械のひとつの分野として、溶接及び組み立て、塗装などを担う「産業用ロボット」があります。
これは人の腕のように複数の関節を持ち、自動車部品の溶接などに使われる「多関節ロボット」と、電子部品をプリント基板にセットする「電子部品実装機」の2種類。どちらも日本メーカーが世界で高いシェアを持つ分野です。
機械業界の現状と課題
建設機械の現状と課題
建設機械は販売台数、金額とも緩やかな増加傾向にありましたが、2020年(令和2年)に、新型コロナウイルスの感染拡大により、販売台数及び金額ともに減少に転じています。
しかし、建設現場の慢性的な人手不足が続くなかで、業界各社はICT(情報通信技術)、AI(人工知能)を使った自動運転、遠隔監視などの技術開発を精力的に推進。
そして2021年(令和3年)になると、コロナ禍の影響が一段落し、世界的な建設機械の需要は好調に推移し始めています。ただし、建設機械の需要を大幅に押し上げてきた、中国の経済動向が不透明であること、加えてロシア向けの需要が消滅したという大きな懸念があります。
工作機械の現状と課題

米中の貿易摩擦、コロナ禍によって工作機械受注額は落ち込んでいましたが、2021年(令和3年)には、前年比71%増の1兆5,414億円となり、3年ぶりに増加。
その後も半導体、自動車関連の設備投資需要を追い風に、好調をキープしています。一方で、リスクとしては納入までのリードタイムの長さが挙げられます。
もともと工作機械のビジネスモデルは、受注後に生産を開始する受注生産が一般的で、受注から納入まで平均3~6ヵ月を要していました。しかし現在、需要の回復に加え、半導体などの部品不足で生産が追い付いていません。
これ以上の納期遅れは市場にも影響を与えかねないため、各社とも調達と生産体制の改善に最重要課題として取り組んでいます。
産業用機械の現状と課題
産業用機械全般を見ると、依然として中国からの需要が堅調に推移しています。国内市場は熟練労働者の減少、人件費の高騰による人材不足、コロナ対策のための非接触ニーズなどがあり、需要は堅調に推移する見込みです。
特に農業機械に関しては、農家が後継者不足で働き手不足が深刻化していることから、省力化及び効率化された農業機械のニーズが高まっています。
その反面、低価格製品を提供する海外メーカーとの競争激化、中国のカントリーリスク(海外投資において収益を損なう危険度合いを指す)、さらに半導体、電子部品の不足など、産業用機械をとりまく課題は少なくありません。
機械業界の企業一覧
小松製作所
「小松製作所」(こまつせいさくしょ)は、建設機械市場で日本のトップメーカー。世界でもアメリカ「キャタピラー」社に次ぐ2位の売り上げを誇ります。創業は1917年(大正6年)。銅山を経営していた「竹内鉱業」(たけうちこうぎょう:石川県小松市)が、自社で使用する機械を生産するために設立した「小松鉄工所」(こまつてっこうしょ)がルーツです。
1932年(昭和7年)には、国からの要請で日本初の国産トラクターを開発し、また「太平洋戦争」中には、日本軍がアメリカ軍から接収したブルドーザーを研究して量産化に成功するなど、開発型企業として名を馳せました。戦後は国土復興の需要もあって急成長を果たします。
その後は、油圧ショベル、フォークリフト、ダンプトラックなどの建設機械を次々と手掛けました。
また1950年代から、積極的に海外展開を推進。そして、日本のKOMATSUは世界に50近い生産拠点を有する、グローバルメーカーに成長したのです。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
株式会社小松製作所 | 東京都港区赤坂2-3-6 | プライム |
DMG森精機
「DMG森精機」(でぃーえむじーもりせいき)は、工作機械分野で世界最大手企業。NC(数値制御)旋盤、MC5軸加工機、複合加工機で高いシェアを誇ります。
母体である「森精機」が、奈良県郡山市で誕生したのは1948年(昭和23年)。当初は繊維機械の製造を手掛けていましたが、のちに工作機械分野に進出。1968年(昭和43年)には、早くもNC旋盤の生産を開始しています。
その後、国内の工作機械メーカーを傘下に収めながら、積極的に事業を拡大。2009年(平成21年)には、ヨーロッパ最大の工作機械メーカー、ドイツの「GILDEMEISTER」(ギルデマイスター:DMGブランド)グループと提携し、2013年(平成25年)に、提携強化のために社名をDMG森精機へ変更。
そして2015年(平成27年)に「DMG MORI SEIKI」(旧・GILDEMEISTER社)を傘下に収め、世界最大の工作機械メーカーになりました。
「ヤマザキマザック」、「オークマ」、「ジェイテクト」とともに、日系4大工作機メーカーの一角を担います。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
DMG森精機株式会社 | 東京都江東区潮見2-3-23 | プライム |
ファナック
「ファナック」は、日本を代表する大手電機メーカー。もとは日本の総合電子機器メーカー「富士通」(ふじつう)の計算制御部門でしたが、1972年(昭和47年)に独立しました。
全従業員の3分の1を研究員とする、徹底した開発至上体制で、信頼性の高い工作機械用CNC装置や産業用ロボットを生産。工作機械用CNC装置では国内シェアの7割、世界シェアの5割を占める世界最大の工作機械メーカーになりました。
また、産業用ロボットにおいても世界シェア2割を有するトップメーカーであり、同社のコーポレートカラーである黄色のボディに、赤のロゴが入ったファナック製産業用ロボットは、世界中の工場で使われています。
会社名 | 所在地 | 市場区分 |
---|---|---|
ファナック株式会社 | 山梨県南都留郡忍野村 忍草字古馬場3580 |
プライム |
まとめ
機械はあらゆる産業を支える存在であることから、機械業界の好不況がそのまま日本経済の好不況を象徴しています。また、機械づくりは日本人が得意としてきた分野だけに、日本発の世界トップ企業は珍しくありません。今後、日本経済が再び活況を呈すために、機械メーカーの復権が大いに期待されています。
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