大阪市中央区／
小林製薬株式会社は、大阪市北区に本社がある製薬会社です。現在は東京証券取引所のプライム（第１部市場）に上場しています。テレビでのコマーシャルに力を入れていることもあり、企業としての知名度も抜群ですね。 もともとの創業の地は愛知県名古屋市中区で、雑貨や化粧品等を販売する「小林盛大堂」としてスタートしました。続いて薬の卸売を始めるなど事業を拡大させました。そののち大阪へ進出し事業の拡大に伴い、大阪に本社を構えることとなりました。 「小林製薬」のブランドスローガンは「あったらいいな、を形にする会社」ですね。こちらもテレビコマーシャルで流れる「あったらいいな、の小林製薬」というフレーズでおなじみです。テレビをみていると、毎日１回は目にしますね。 また、この企業の特色は、何といっても商品のネーミングのユニークさです。皆さんにもおなじみの商品としては、肩こりや腰痛等の患部に塗る外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」や、トイレの芳香剤「サワデー」「消臭元」、トイレの洗浄剤「ブルーレット」などがありますが、これらのシリーズは一度は聞いたことのある商品ではないでしょうか。 加えて、商品名で何に使用するためのものかがわかりやすいのも特徴です。熱が出たときに使用する「熱さまシート」や、シミ・そばかす対策の「ケシミン」、内臓脂肪を燃焼・分解させる「ナイシトール」など、思わず『そのまんまやん！』と言いたくなるネーミングは最高です。 でも、商品のネーミング以上に素晴らしいのは、「小林製薬」はメジャーな分野で勝負するのではなく、ニッチな分野で圧倒的なシェアを獲得していくという考え方です。これは「小林製薬」でも『小さな池の大きな魚』戦略と表現していますよ。この「小さな池の大きな魚」戦略に基づき、わかりやすいネーミング付けやメディアアピール（テレビコマーシャル）、目立つパッケージングなどが相まって、『小林製薬ここにあり！』という存在感を示しているんだと感心する次第です。
