
東リ株式会社は、兵庫県伊丹市に本社を構える住宅資材の製造メーカーです。現在は東京証券取引所のプライム市場に上場しています(証券コード:7971)。 東リ株式会社の『東リ』の社名の由来は、もともと1919(大正8)年に創業された当時の社名が『東洋リノリユーム株式会社』という社名であったのですが、通称として『東リ』と呼ばれていました。そのため、1991(平成3)年に通称であった『東リ』を正式な社名として採用され、現在に至っています。 歴史も結構古く、創業が1919(大正8)年ですから100年以上続きています。「リノリューム」というのは『床材』という意味ですが、この床材を中心事業として成長していきます。昭和時代に入ると、日本海軍の指定工場となり取引が拡大し、更に成長を続けていきます。戦後は住宅の西洋化が急速に進む市場に対応すべく、カーペットやビニールタイル、クッションフロア(CF)、クロス(壁紙)などの家庭用インテリア製品の製造に主力事業を転換していきます。特にクッションフロア(CF)については、東リが日本で初めて国産品を製造したことでも知られています。そんな中で1977年には社名にもなった「リノリューム」の製造からは撤退していきました。その後は、総合トータルインテリアメーカーを目指し、現在に至っています。 『東リ』のその他のトピックスとしては、現在50歳代以上の方にとっては非常になじみ深いと思われる伝説の番組『東リパネルクイズアタック25』ではないでしょうか?今はなき『児玉博さん』が名司会者としてクイズ番組を進めるもので、『東リ』はこの『パネルクイズアタック25』をかなりの長期の間1社提供をしていましたね。私も「リノリューム」という言葉や「東リ」という会社があるんだということを、この番組で知ったものです。その後1980年年代後半以降は1社提供ではなくなりましたが、2021(令和3)年に番組が終了するまで提供を続けていました。40年以上続いていたわけですよね。児玉清さんの『アタックチャンス!』という名台詞は今でも印象深いですよ!