クミアイ化学工業
クミアイ化学工業株式会社は、東京都台東区に本社を構える農薬を専門とする化学薬品メーカーです。現在株式を東京証券取引所のプライム市場に上場しています(証券コード:4996)。
創業は1949(昭和24)年のことで、もともとはミカン類(柑橘類)の生産が盛んであった静岡県で、柑橘類の生産に用いる農薬の製造における『農民のための農薬製造』という信念を元に「庵原農薬株式会社」を設立したことに始まります。その後、1962(昭和32)年には「庵原」(いはら)という漢字がなかなか難しい読み方であったため、知名度の向上を目的に社名を「イハラ農薬株式会社」に変更するとともに、同じ年に株式を東京証券取引所の第二部市場に上場を果たしました。1968(昭和43)年には社名を現在の「クミアイ化学工業株式会社」に変更するとともに本社を静岡県から東京都千代田区に移転しました。1977(昭和52)年には、株式を東京証券取引所の第一部市場に上場を果たしました。現在は本社は前述の通り東京都台東区にあり、現在に至ります。
「クミアイ化学工業」はその社名の通り、「クミアイ」すなわち「農業協同組合」との関係が深く、同社の大株主には「全国農業協同組合連合会」(全農)や「農林中央金庫」「静岡県経済農業協同組合連合会」(静岡経済連)などの農業協同組合系の組織が大株主としています。
主な製品としては、農業向けの「殺虫剤」や「除草剤」「殺菌剤」「植物成長調整剤」などがあります。こうした農業用向けの農薬については国内シェアが国内最大級の商品があります。なかでも『水稲一発処理除草剤』は国内シェアがトップクラスです。
農薬以外の事業としては、農薬の開発で培った技術をもとに、例えば現在の情報通信社会では重要なインフラである「光ケーブル」の『芯材』や「5Gの通信機器の基盤」、変わったところでは消防署の消防服に使用される繊維にも「クミアイ化学工業」の原料が使用されています。
私たちの気付かないところで「クミアイ化学工業」が生活を支えているんですね。










