日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した会社
株式会社湖池屋は、東京都板橋区に本社があり、スナック菓子を中心とする商品の製造・販売を行っているお菓子メーカーで、食料品の大手メーカー日清食品ホールディングスの連結子会社です。
日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した会社として知られていて、現在は東京証券取引所のスタンダード市場に上場。スナック菓子を主力商品とする菓子メーカーの中では初めての株式上場企業です。
社名の由来は、創業者の小池和夫氏の出身地にある長野県の「諏訪湖」のように会社も大きくさせたいという理由で、「小池」の「小」を「湖」に変え、「湖池屋」としたとのことです。
1953年の創業以来、1962年に「ポテトチップス のり塩」、1984年に「カラムーチョ」、1987年に「スコーン」、1990年に「ポリンキー」、1993年に「すっぱムーチョ」、1994年に「ドンタコス」など次々とユニークな商品を開発し販売しています。「スコーン」「ポリンキー」「ドンタコス」は一度見たら忘れないインパクトの強いコマーシャルでも有名です。
近年はサステナビリティへの取り組みにも力を入れていて、ずっと先の世代まで様々な人々に美味しさと楽しさをお届けできるように持続可能な社会を目指し、SDGsについて子供から大人まで誰もが楽しく学べるアニメーション、湖池屋SDGs劇場「サスとテナ」という番組を毎週テレビ放送しています。
また、環境活動の一環として、2009年から北海道南富良野町の町有林において森林保全活動を実施。活動当初は『湖池屋の森』と名付けていましたが、2021年9月からは『じゃがいも心地の森』と改名し、環境への取り組みを強化しています。
その他、湖池屋が事業展開しているベトナムやタイで、ストリートチルドレン支援団体や小学校に商品を寄贈するとともに、子供たちに対する食育活動を行っています。食を通して子供たちの支援を行うことと食育活動を統合することにより、成人した後の食生活にも好影響を与える一助になるような取り組みを行っています。