
三和油化工業株式会社は愛知県刈谷市に本社を置き、トヨタ系企業や様々な業界の大手メーカーなどに対して、リサイクル・リユースの資源循環を提案する、商社機能を備えた化学品メーカーです。従来は「燃やす・埋める・流す」など「処分」されてきた産業廃棄物を、「資源」と捉え、再生製品を製造して有効利用を提案しています。三和油化工業が1970年に創業した当初は、リサイクル事業には参入しておらず、愛知県という自動車産業が盛んな地域において、機械の作動油や金属加工油、部品洗浄剤を製造していました。この創業当時からの「モノづくり精神」が1980年代後半からのリユース・リサイクル事業においても基盤となっており廃棄物処分業は「処分する事業」ではなく「価値あるモノへ再資源化する事業」として展開しています。現在はメーカーとして化学品の研究開発部門を持っていて、「廃溶剤やレアメタル回収などのリサイクル事業」「洗浄剤やリチウムイオン電池関連製品などの化学品事業」「加工油や潤滑油など油剤事業」などを手がけています。